2014年1月11日土曜日

Kapalı Çarşı -- グランドバザール


イスタンブールで観光客が必ず行くバザールと言えば、Kapalı Çarşı(カパル・チャルシュ)、グランドバザール。
1461年に屋根付きの市場として建設され、広さは約3万平方メートル、店舗数は約4000店舗。世界で一番古く、一番巨大なデパートの一つと言われています。

向こう側に見えるのがGate1。とにかく広い!
イスタンブールにはもう一つ、Mısır Çarşısı(ムスル・チャルシュス。通称、エジプシャンバザールまたはスパイスバザール)というスパイスや食料品のお店が中心のバザールがありますが、グランドバザールは、貴金属や布製品が中心です。

グランドバザールの原型は、貴金属を中心に扱うイチ・ベデスタン(İç Bedesten。現在のオールドバザール)と、絹などの高価な布製品を扱うサンダル・ベデスタニ( Sandal Bedestanı)という二つの市場。ベデスタンとはペルシア語で「布市場」という意味だったそうですが、オスマン朝では絹などの高価な布製品を扱うお店や貴金属商や両替商なども収容する堅固な耐火建築の商店街のことをそう呼ぶようになったそうです。グランドバザールに今でもそのようなお店が多いのは、当時の流れを受け継いでいるからでしょう。


そしてグランドバザールで有名なのが、客引き!
確かにその商売魂たるや、凄まじいものがありますが、それだけ競争が激しく、生き残るには大変な世界なのだと考えると、彼らの必死な姿に逆に励まされることもあります。
私はバザール内では声をかけられてもほとんど立ち止まらないのですが、時には熱意に負けて立ち話をしてしまうことも。話してみると、あれほど強引だと思った客引きも、以外と素朴だったりします。もちろん変わらず強引な人もいますが。

あちこちで見かけるジュースの店頭販売。人通りの多い場所では必ず見かけます。
日本人は得てして「ノー」ということが苦手で、後になってクレームをつける人が多いように思います。でもそれではダメ。いらないときにはその場で「いらない」と言いましょう。
確かに彼らの客引きはかなり『粘り強い』ですが、無理矢理財布を開けて現金を取ろうとしたり、クレジットカードにサインさせたり、なんてことはありません。
いらなければ、"Istemiyorum!"(イステミヨルム!)とはっきりと、出来ればちょっと笑顔で言えばそれで済む事です。

ちなみに、トルコには日本で言う、『標準小売価格』というものは存在しないようです。
同じものでも場所によって値段が違いますので、自分である程度相場を調べ、高いようであれば納得する金額まで交渉しましょう。
時間の限られたツアーでは中々難しいかもしれませんが、グランドバザールには掘り出しものもたくさんあります。コツさえ分かれば、結構楽しくお買い物ができますよ。

トラムヴァイのチェンベリタシュ駅を出て左手に見える2つのモスクが目印。
手前がパシャ・ジャーミー、奥がヌルオスマニエ・ジャーミー。
*バザール内でトイレを見つけるのは大変なので、出来たらバザールに入る前に済ませておきましょう。トイレはGate1を出てヌルオスマニエジャーミーの手前、右側にある、有料のトイレがオススメ。綺麗でトイレットペーパーも完備しています。1TLです。

Kapalı Çarşı(カパル・チャルシュ)
トラムヴァイのチェンベリタシュ駅、またはベヤーズィット駅から歩いてすぐ。
スルタンアフメットからも歩けます。
日曜日、断食月後のバイラム、犠牲祭、建国記念日はお休みです。

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