2014年4月30日水曜日

カッパドキア -- Cappadocia

トルコには沢山の観光名所がありますが、その中で絶対に外せないのがカッパドキア!

カッパドキアの壮大な大地。
シルクロードの通過点でもあったカッパドキアは、
かつては交易で栄えたと言われています。

トルコ人で、「カッパドキアに行ったことがない」という人はいますが、トルコに観光で来た方で、カッパドキアに行ったことがない、と言う人はほとんどいないと思います。日本からのツアーには必ず組み込まれていますし、私もイスタンブールの他にどこがオススメ?と聞かれたら、迷わず、カッパドキア!と答えます。

風雨によって浸食したキノコ岩。

私が初めてカッパドキアの町を見たとき、その不思議な光景に目は窓の外の景色に釘付け。目の前に次から次へと現れる、キノコ、キノコ、キノコ、、、!
早朝にもかかわらず、「何、これーっ?!」と思わず声に出したくらい、それくらいカッパドキアの景色は想像を超えたものでした。

このカッパドキアの不思議な地形は、数億年前に起きたエルジエス山とハサン山の噴火によって積もった火山灰が風雨によって浸食し出来上がった、と言われています。
私がカッパドキアで一番好きな、『パシャバー』に行くと、降り積もった火山灰がどのように浸食し、キノコ岩、もしくは『妖精の煙突』と言われる不思議な形に変化していったかがよく観察できます。

この2枚を見比べてみると、浸食でキノコ岩が出来た様子が良く分かります。

上の部分が落ちやしないか、、、と思うこともしばしば。

地層が何層にもなっているのは、噴火が繰り返し起きたということ。
このキノコのような形になるまで、一体どれくらいの年月がかかっているのでしょう。

暗いうちからスタンバイ。
この間乗客はお茶やクッキーをいただきながら、気球の出発を待ちます。

一斉に飛び立つ気球!

そしてカッパドキアの名物と言えば、早朝の気球ツアー!
昨年11月に乗った際には、エルジエス山からこんなに美しい朝日を見ることができました。

エルジエス山は、私がトルコに初めて来た時から一番好きな山。
日本の富士山に良く似てる。

カッパドキアは観光名所も多く、またハイキングや乗馬など、これからの季節はアクティビティも盛んです。ただし注意していただきたいのは、カッパドキアの地形は粒子のとても細かい火山灰から出来ているので、奇岩群の中はとても滑りやすいということ。しかも数億年かけて固まった地形なので、転ぶと痛い!
靴は底が滑りづらい、履き慣れたものを履くようにしてくださいね。

Enjoy Cappadocia!

2014年4月28日月曜日

フェネルバフチェと結婚式

日曜日の午後、ふと気がついたらうちのリビングの窓がこんなことに、、、!

外カーテンみたい。

これは地元のサッカーチーム、フェネルバフチェの旗。
どうやら上の階の人はフェネルバフチェファンのようです。
今年のトルコリーグはフェネルバフチェがほぼ独走状態で1位をキープしているので、もしかしたら、この日の試合で勝つとチャンピオン決定?だったのかもしれません。

何だか私もフェネルバフチェのファンみたいな気分(笑)、なんて思っていたら、今度は外で音楽の演奏が始まりました!
フェネルバフチェの楽団がここまで来るなんて珍しいなぁ、と思いながら窓の外を見ると、大きなリボンで飾られた車がはす向かいのアパートの前に止まりました。

新郎新婦の登場をまだかまだかと待つみなさん。
躍っている人もいました。

これはこれから結婚する新郎新婦が乗る車で、そんな二人が出てくるのを、二人の親戚や友だちがアパートの前で待っていました。ドラムとクラリネット、そしてバイオリンの生演奏の中待つことおよそ10分、きれいに着飾った花嫁さんが出てきました。
ご近所の方も皆、窓から拍手をして祝福していました。

顔がよく見えないけど、花嫁さんはとてもきれいでした。
トルコは美男美女が多いのです〜

けれどこのとき事件が勃発。
通りがかりの若者が、どうやらお金を無心し始めたようで、車の側から離れようとしません。4人組の若者でしたが、特にそのうちの一人は酷いもので、一度は車から引き離され諦めたかと思ったら、ボンネットの上に座り込み、『金をよこせ』というジェスチャーをしました。見かねた新郎新婦に付き添った若い青年がポケットから出した紙包みを渡すと、その少年はボンネットから降り、仲間とその場を離れました。

この子ども、本当にタチが悪かった。
この国はほんと色々な人がいる。

けれど車を追いかけるようにして行ったので、その後も嫌がらせをしていなければ良いのですが、、、
おめでたいばっかりに、何か後味の悪い光景でした。

肝心のフェネルバフチェの試合ですが、どうやら勝ったようです。
というのも、階上からは拍手が聞こえていたし、外はひっきりなしにクラクションを鳴らす車が走っていたし、試合が終わったと思われる時間には花火も上がっていましたから。

《追記》
今日(28日)の朝乗ったタクシーで運転手さんに聞いたところ、やはり昨日の試合でフェネルバフチェは今年のトルコリーグのチャンピオンになったそうです。
窓の外の旗もまだそのままで、うちのリビングはなんとなく黄色っぽいままです。


2014年4月27日日曜日

トルコ旅行で注意していただきたいこと

イスタンブールの春は本当に短くって、日没後はまだ肌寒く感じる日も多いですが、それでも日中は夏!のような陽気になりました。

私が初めてトルコへ来たのは2009年5月。
そのときもイスタンブールも、そしてその後まわった、エフェスやカッパドキア、ネムルト山、シャンウルファも連日晴れ。
カッパドキアでは1日半乗馬をしたことで、友だちからは「どこへ行って来たの?」と言われるほど真っ黒に日焼けしてしまったほど。

カッパドキアのパシャバー。
カッパドキアは日焼けもですが、足下も注意!
火山灰から出来た地形なので、足下がとても滑りやすい。

フェリーに乗っていると、海面に反射する太陽の光の強いこと!
1ヶ月前のそれとは比べ物にならないほど、陽射しはすっかり夏の陽射しです。またトルコは日本に比べ湿気もずっと低いため、余計に日焼けしやすいと思います。
トルコ国内でも比較的湿気が高いと言われているイスタンブールでもそうなのですから、イスタンブールより陽射しの強いエーゲ海沿岸や地中海沿岸、さらには砂漠のような気候の南東アナトリアは更に日焼けや熱中症に注意しなくてはなりません。

今年もすでに着港しました。この写真は昨年乗っていたフェリーから撮影したもの。

1週間前には今シーズン初めて大型客船が、昨日はその大型客船の倍はある巨大客船が着港しました。
これから気候の安定している10月いっぱいまでは観光シーズンで、世界各地から大勢の人がトルコへやってきます。

日本からもGWに合わせてトルコにいらっしゃる方も多いと思います。
その際には、日焼け止めはもちろんのこと、日除けのできるつばの広い帽子、サングラス、そして女性の場合大判の薄手のシルクか綿のスカーフをご持参されることをオススメします。

観光ツアーでは必ず訪れるエフェス遺跡。

大理石の照り返しは本当にきつい。
熱中症にご注意を!

スカーフは、女性がモスクに入る際、必ず必要となります。(ブルーモスクなど着用を免除しているモスクも一部あります)
また暑さ対策で以外と盲点になるのが首の後ろ。そんなときに活躍するのがスカーフ!綿やシルクなら汗も吸収してくれますし、薄手ならホテルで洗ってもすぐに乾きます。
この時期心配される熱中症は、頭部もですが、頸部の保護によってもかなり予防できると思います。

グランドバザールの裏手にある、スレイマニエ・モスク。
観光シーズンはスカーフの着用を免除されることが多いですが、
念のため女性はスカーフを持参された方がよいでしょう。

また雨・風対策として、小さく折り畳めるウィンドブレーカーもお忘れなく!日によっては、まだ肌寒かったり、日中は暑くても日没とともに急に気温が下がることもしばしばありますので。



2014年4月24日木曜日

大好きなアヤソフィア博物館

日本から戻って生活も一段落。
ということで、久しぶりにアヤソフィア博物館へ行ってきました。

日曜日に女子会をしたカフェから。
ライトアップしたアヤソフィアは更に圧巻!

私はとにかく何の理由もなくアヤソフィア博物館が大好きです。
自宅のあるアジアサイドからヨーロッパサイドに渡るときも、フェリーでは必ず、アヤソフィアが見える側に座ります。
建築物としてもとても優れた作品だとは分かっていますが、私はこの博物館の中を何も考えずに目が向くものを見、触れたいものに触れながら歩くことが好き。
そうすると時空を超えるような、不思議だけど、とても穏やかな感覚に包まれます。


今日はなぜか意識は上ばかりに、、、



アヤソフィア博物館はそのモザイク画の美しさでも有名ですが、それ以上に素晴らしいのは、キリスト教とイスラム教といった二つの異なる宗教が共に存在しているところ。
今日も入り口で十字を切って入る人を見て、ミナレットがあっても、ミフラーブがあっても、ある人にとってはここは今でも教会なんだと実感。

そしてアヤソフィア博物館と言えば、猫のグリちゃん!

グリの寝顔を撮る青年。

寝ているグリを起こさないように、、、と、優し気な青年に心が温かくなりました。
この日のグリはちょっとご機嫌斜め。それでも側に座った私の手に戯れ付き、ゴロゴロと喉を鳴らして撫でさせてくれました。
15分ほどリラックスするグリの姿を、この青年は何枚もカメラに収めていました。
グリがあくびをした瞬間や、お澄ましした顔でのツーショットも撮れたようで、シャイな青年でしたが、嬉しそうに見せてくれました。

ちなみに彼の顔をお見せできないのが残念。
すごーーーく知的で端正な顔をした、ドイツ人の青年でした。

グリ、リラックス中。
この後、私に戯れ付くのを見た韓国人の子たちが、
「その猫、あなたの猫?」と聞いて来た。
いいえ、グリはアヤソフィアの猫ですよー

アヤソフィアを出た時、ブルーモスクから夕方のお祈りの時間を告げるエザーンが流れてきました。ローマカトリック教会として建てられ、その後モスクとなったアヤソフィアの庭で聞くエザーン。
アヤソフィアに入った時に降っていた雨が一時的に止み、雲の切れ間のところどころから太陽の光が射し込み、神様の存在を感じる瞬間でした。


そしてこの日のサンセット。

右端がアヤソフィア博物館。
その左側、ミナレットが沢山見えるのがブルーモスク。
こんな風景が毎日見れる私は幸せ!

イスタンブールもすっかり暖かくなりました。
明日はよいお天気になりそうです。

2014年4月22日火曜日

イスタンブールのタクシー

先日日本人の友だちとヨーロッパサイドにあるニシャンタシュという地域へショッピングへ行ったときのこと。
荷物がいっぱいだったので、友だちが泊まっているホテルまでタクシーで帰ろうとタクシーを捕まえて乗り込んだところ、運転手さんに電話がかかって来て、その途端に運転手さんが、"Bebek geldi! Bebek geldi!!!"(赤ちゃんが生まれた!)と涙ぐみながら叫び出しました。

それはおめでとう!と狭いタクシーの中で握手をしたり、拍手をしたりして一緒に喜んでいたら、「なので、これから病院へ行ってもいいかい?」と運転手さん。
そういうことならもちろん、と私たちはタクシーを降りて運良くすぐに後ろから来たタクシーに乗り込みました。
こういうことは日本では中々考えづらいことですが、運転手さんの嬉しさでいっぱいの顔が頭から離れず、今でも思い出すととても温かい気持ちになります。

トルコのタクシーは黄色。
乗り合いタクシーも黄色です。

また日本から戻って来た際、荷物がいっぱいなので空港からアジアサイドのアパートまでタクシーを使ったのですが、途中で運転手さんから「渋滞が酷いから途中からフェリーで行ってくれないか?」と言われました。
荷物が沢山だからイヤだ、というと、しぶしぶ行くものの、途中で「このフェリーで車ごとアジアサイドに渡っても良いか?」と言い出しました。
料金は?と聞くと、「いつも空港から家までいくらで払ってるか?」と聞くので正直に金額を告げたら、フェリー代も全て込みでその値段で良い、と言います。
本来なら、タクシーメーターのタクシー代とフェリー代のみなので払い過ぎなのですが、最初からその金額を払うつもりだったので、まあいいかと思ったのです。

これが車ごと乗れるフェリー。

けれど!
この運転手さん、家に着いたら、フェリー代もよこせと言い出しました。
金額を確認したときに、あなた、全部込みでこの値段でいいって言ったじゃない?と言うと、フェリー代は自腹を切ったとか、水を買ってやったじゃないかとか、ぶつぶつ言い出しました。
ああ、やっぱりね、ともうそれ以上返すのも疲れるので言われた金額を支払いました。
チップを渡すつもりだったので合計すればほぼ同じ金額だったのですが、こういうことがあると同じお金でも違ったものに感じます。

トルコ語が話せない外国人がタクシー代をぼられるのはよくあること。
昨年ヨーロッパサイドのタクシムからアジアサイドのカドキョイに来た人は、通常50リラのところを200リラ請求されたとか。

今シーズン初の大型客船。(写真右端)
これから11月初めまで何隻もイスタンブールに着港します。

タクシーには必ずバックミラーかラジオの下あたりにメーターがついていますので、そこで料金を確認できます。
おおよその目安として、以下に私が使ったタクシー料金をあげておきますので、参考になさってくださいね。

アタテュルク空港からスルタンアフメット歴史地区 およそ20リラ〜30リラ
スルタンアフメットからタクシム周辺 およそ20リラ〜30リラ
アタテュルク空港からアジアサイドカドキョイ およそ100リラ
スルタンアフメットからカドキョイ およそ50〜80リラ
タクシムからカドキョイ およそ50リラ

ちなみにこれらは渋滞があまりない場合の料金。
渋滞が酷い場合には、金額も変わってきますので、ご注意を!

2014年4月19日土曜日

観光シーズン到来!

昨日から始まったイースター休暇の影響で、イスタンブールは欧米からの観光客を中心に、とても混雑しています。

観光シーズン到来!
アヤソフィアは朝一番で行きましょう。

スルタンアフメット歴史地区周辺の観光名所は、どこも長蛇の列!
タクシーの運転手さんに聞いたら、スルタンアフメットのホテルはどこも満室だそうです。
日曜日もスルタンアフメットに来る用事があるので、待ち合わせの時間より早めに行って、アヤソフィア博物館を見学しようかと思っていますが、あまりにも混雑していたら止めるかも、、、。

ヴァレンス水道橋。
柵等ありませんが、この橋の上は歩けます。

日本は季節の移り変わりがゆっくりですが、イスタンブールは春はとても短くて、今日は朝から降っていた雨が止んだかと思ったら、日差しは早くも夏の日差しです。
ただイスタンブールは日本よりもずっと湿気が少ないので、暑さが厳しいと感じるのは、7月、8月のうちの数週間。これから9月いっぱいはほとんど雨も降らない、カラッとした毎日となるでしょう。

エミノニュ周辺。

夕方はイスタンブールに遊びに来ている友だちを訪ねて、宿泊先のペラパレスホテルへ。
アガサ・クリスティが『オリエント急行殺人事件』を執筆したことで有名なこのホテルは、1895年創業。2010年に全面改装され室内はとても小綺麗になったものの、創業当時から残るアンティークの家具などはそのまま残されているので、とても歴史を感じるホテルです。

ペラパレスホテルのラウンジ。
お酒もいただけます。

中でもすごいのは、トルコで一番、ヨーロッパでは二番目に古いエレベーター!
創業当初から現在までの120年間、ずっと動き続けているそうです。

ペラパレスホテルのある周辺は、ヨーロッパの雰囲気が色濃い場所で、ヨーロッパにいるのかと錯覚してしまうほど。
ガラタ塔、イスティクラール通り、タクシム広場も徒歩圏内にあるので、立地もとても良いです。

センスの良いインテリア。
いつか泊まってみたい!

午前10時から12時までは、アガサ・クリスティーが執筆した部屋が公開されるそうなので、興味のある方はこのホテルへ宿泊してみたらいかがでしょうか。

2014年4月7日月曜日

緑がいっぱい

写真の整理をしていたら、3年前の5月にスイスのチューリッヒに行った時のものが出てきました。

写真を見ているだけで、この時身体全体で感じた、森の匂いや鳥のさえずりを思い出します。
緑がいっぱいで、とっても清々しい!

森の入り口から町を見下ろす。
緑がいっぱい!

森の中へと真っ直ぐ伸びる道。
誰もいない、私と森だけの時間!

時々空を見上げる。
前夜雨が降ったおかげで、空気がとても澄んでいた。

光と影。
陰陽の世界がここにもある。

迷子にならないようにと道しるべ。
旅行者の私でも分かる!

緑もいっぱいだけど、牛もいっぱい!
スイスの動物はみんな伸び伸びしている。

うっそうとした森を出ると、道ばたにはカラフルな花が沢山咲いてる。

日本は今、桜の季節の真っただ中だと思いますが、桜が散ると新緑の季節ですね。
自然の生命の伸びゆく力を、たっぷりと楽しめる日本に住む皆さんが、私はとってもうらやましいです。

この写真の続きは、また後日紹介します。

2014年4月5日土曜日

世界の人と話す--ソマリア

先日エジプシャンバザールへ行ったときのこと。

スカーフを被った女性二人が香水を買いに来ていて、「この香り、どう?」と聞かれたことをきっかけに少し話しをしました。

どこから来たの?と聞く私に、「ソマリア」と彼女たちは答えました。
え?ソマリア?内戦で大変なソマリア?と聞くと、「南はね。でも私たちの故郷のソマリア北部は世界の人が思うような危険なところじゃないのよ。私たちは仕事で今はサウジアラビアに住んでいるけど、年に何回か家族に会いに帰るの。ソマリア北部は完全に別の国。人々はちゃんと教育を受けているし、何でもある。あなたが一人で旅をしたって、何の問題もないくらい安全よ」と。
この日はジャケットがいらないくらいの暖かさ!
夏が待ちきれないのか、半袖の人も沢山いました。

家に帰って調べてみると、彼女たちの故郷は恐らく『ソマリランド』。
そしてこのソマリランドは事実上独立国家として機能しているものの、国際的にはソマリアの一部と見なされ、国家としては承認されていないとのこと。

その理由として、未だに数多くの部族対立や独立紛争があるアフリカでソマリランドを独立国家として認めてしまうと、自分たちも!と独立を目指す部族が出て来るのを、アフリカ連合が恐れているからと言われています。しかし彼女たちが「なんでもある」と言ったソマリランドは国際的には最貧国の一つで、天然資源の埋蔵が確認されてはいても、本格的には採掘されていない状態。産業もなく、輸出も家畜以外は皆無。そして独立国家として認められていないため公的な経済援助も受けることができず、結果的に独立した国家として認められ公的な資金援助を受けられる『経済力』のあるソマリアに頼らざるを得ない状況、というのが本当の理由のようです。

イスタンブールではチューリップが満開!
それと同時に観光客も増えてきました。

そんなソマリランドの人たちの生活を支えているのは、彼女たちのように外国で働いているソマリ人からの仕送り。少し大げさかもしれませんが、彼女たちのような普通の人たちが、ソマリランドの経済を機能させていると思うと、すごい!
彼女たちと出逢うことがなかったら、ソマリアやソマリランドについてこのようなことを知ることはなかったでしょう。

ソマリランドについては、ノンフィクション作家の高野秀行さんが『謎の独立国家 ソマリランド』で詳しく書いていますので、興味のある方はそちらをどうぞ!

春は新しい命が芽吹く季節。
海上も若いカモメが沢山飛んでいます。

世界で何が起きているか。
メディアでは伝えられていないことが沢山あります。
私がここトルコで、そして旅する他の国で実際に見聞きして体験したことを、一人でも多くの人に伝えられたらと思います。

動物は『サバイバル』がテーマ。
でも、そのパン、全部食べられないでしょ?

今日掲載した写真はブログの内容とは全然関係のない、春のイスタンブール!

2014年4月3日木曜日

イスタンブールで剣道 -- Istanbul'da Kendo yapalım!

一昨日剣道をしている友だちから、「明日領事館の人が道場に来るから来て」と連絡があり、昨日は久しぶりに道場へ行ってきました。


私は15年前日本で剣道を始めたのですが、仕事の関係で中々続けられず、日本よりずっと時間のある現在、イスタンブールにある道場でトルコ人の先生から剣道を習っています。

道場に行くのは2ヶ月振り。
稽古をしたいのは山々でしたが、2月の初めに腰を痛めてしまったこともあり、この日は大事を取って見学だけ。
稽古に戻るのは本格的に暖かくなってからかな。


私が稽古をさせてもらっている、Lotus Kendo Istanbulは昨年の4月に創立した新しい道場ですが、メンバーの多くは有段者で、多くはトルコのナショナルチームの代表に選ばれています。
そのためか、みんなとても稽古熱心!
この日見学にいらした領事館の方もその熱心さにとても感心されていました。




2015年5月に日本で行われる世界選手権には代表に選ばれるであろうメンバーはもちろん、そうでないメンバーもきっと大勢が日本に行くと思います。
みんな口々に「日本で日本人と稽古をしたい!」と言っているので、その時は剣道を通じて日本とトルコの文化交流ができたらと、今から楽しみに考えています。

奥のジハン(エンギン)さんがこのクラブの代表。

稽古は週4回、月・水・金の19時半〜21時半、土の14時〜16時まで、ヨーロッパサイドのオスマンベイで行われています。
飛び入りでの参加も大歓迎なので、イスタンブールで剣道の稽古を体験してみたい方は是非!