2016年6月15日水曜日

What makes life rich? -- 豊かさとは?

先日、友だちの畑へ行ったときのこと。


イスタンブール在住の友だちに代わって、普段畑の管理をしているアムジャ(おじさん)の家の庭では数十羽の鶏が放し飼いにされており、友だちと私は畑へ行く度に、アムジャの庭で採れた卵を買っています。
この日も畑に行く前にアムジャの家に卵を買いに寄ると、アムジャの奥さんから「お茶を飲んで行きなさい!」と呼ばれ家に入ると、お茶だけでなく簡単な朝ご飯も用意してくれました。

手作りバターで産みたての卵をスクランブルに!
バターの風味が最高で、卵も濃厚。
これにお醤油をかけて、ご飯にのせて食べたい!

黒海のパン、バター、卵、チーズ、そして出来立てのカイマック。

手作りのバター。
バター1キロ作るのに、15〜20キロの生乳が要るそうです。

出来立てのカイマック。
これを冷ましてハチミツと一緒にいただきます。

一見質素な朝食に見えますが、卵は生みたて、バターとチーズは奥さんの手作り、カイマックも私が行ったときにちょうど搾り立ての牛乳を湧かしていて、そのときに出来たものです。

機械も使わず、添加物も加えられていない、一度に沢山作ることは出来ないけれど、家族が食べる必要な分を時間と手間をかけて丁寧に作られた食材。
それらをみんなで囲んでおしゃべりしながらいただく。
なんて贅沢!

庭で放し飼いにされている鶏の卵、周囲の原っぱにこれまた放し飼いにされている乳牛から採れた牛乳、そしてその牛乳から作られたカイマック、バター、チーズやヨーグルト、畑から採れた野菜や畑の周囲に植えられている果樹から採れる果物。

大地も動物も、人間がちゃんとケアすれば、それに応えてくれる。

涼しい時間に働き、暑い時間は鳥のさえずりを聞きながら木陰で休む。
村での時間は、ゆっくりゆっくり。
私にとっては、気持ちをとても豊かにしてくれる、大切な時間です。


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2016年6月13日月曜日

Burglar...? -- 空き巣狙い?

先週のある日。

家で仕事をしていると、玄関のブザーがなりました。

はて?

イスタンブールのアパートのほとんどは、いわゆる『オートロック』で、住民が解錠しないと入り口のドアは開きません。
私が住むアパートも然り。
なので、いきなり玄関のブザーが鳴ると、「ん?」と思うんですが、私もちょうど宅急便を頼んでいたので、部屋番号を間違えたけど、間違った相手が解錠してくれたのかもーと思いドアを開けると、そこには手ぶらの男性が。

「ビュレントさんのお宅はここですか?」と男性。
「いいえ」と私。

「ビュレントさんのお宅じゃないんですか?」と男性。
「いいえ」と私。

「ビュレントさんはここに住んでいないんですか?」と男性。
もう何回同じこと聞くのかなぁ、しつこいなぁ、、、と内心思いながら、「いいえ、住んでいません」と私。

すると、

「ではお隣はどうですか?」と男性。
「分かりません」と私。

それでも引かず、あれやこれや聞いて来るんですが、ふとこの男性の目つきがとても鋭いことと、何だかいやーな感じのオーラを出していたので、「すみません、私トルコ語がよく分からないのでっ!」と言ってドアを閉めました。

ドアを閉めたとき、ふと直感で感じたこと。
『この人、空き巣狙いかも?』

防犯対策として引っ越したらまずはドアの鍵の交換。
中にはドアごと替えるお宅も。

そのとき、思い出したことがあります。
というより、それを思い出したからドアを閉めた、というのが正解かも。

それは、このようにしてアパート内に入った泥棒が、部屋のブザーを鳴らして応答がなかったり、中から人の気配がしないと空き巣に入る、ということ。
トルコ人は結構ご近所の様子を見ている人が多いので、外から泥棒に入られる心配は低いと思っていましたが、こうやって玄関から入られたらアウト。

その人が本当に空き巣狙いだったかどうかは分かりませんが、ドアを閉めた後、もちろんすぐに施錠しましたよ〜

夏になると、避暑のため長期間家を空けるトルコ人も多いので、空き巣狙いのような犯罪はこれから増えるかも、とふと思いました。

大都市でも、比較的ご近所付き合いがまだまだ残っているイスタンブール。
しばらく家を留守にするときは、ご近所さんに一声かけて出かけるのが良いかもしれませんね。


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2016年6月12日日曜日

Ikamet, my case (English) -- イカメット(英語)

There are a lot of visitors for my article about "Ikamet" (residential permit in Turkey) in Japanese.
I thought it might be beneficial to share for those who don't know Japanese,  so I would write my procedure until making an appointment in English as well.

I first applied to this visa when I came to Turkey in 2013.
And, now, it's time to renew.

At that time,  I could apply for multiple years, but now they changed the law.  We have to live in Turkey at least 8 years to apply for multiple years.  So, I am applying for "Touristic Stay", which is valid for 1 year, and will renew it every year as long as I want.

Most of the things are written in details on the website provided below, so you can fill out your application form by following this website.

Istanbul Foreigners Office

If you have some problems to complete your application form, ask them.
You may need fees depending on what you need, but their fees are not expensive and they, Recep and Efkan are very  very helpful.

As mentioned in their website, you need a information of your health insurance when you complete your application form, so buy insurance before you start.
Istanbul Foreigners Office can also arrange the insurance, providing the papers you need for the insurance part.
(*When I bought my insurance, they say that you can buy your insurance 2 months before the starting date of the coverage.)

Well, completing application form is not that hard.
If this would not be the first time to apply WITHOUT any change of your previous information, such as passport, address, etc, you can send the application form with all of the required documents, but if you have changed your passport, address, etc, you have to make an appointment with one of the 5 offices to apply.

I have changed my passport, so even thought this would be to renew the permit, I have to do the same thing as the first time.

In general, you will make an appointment according to where you live, but in my case, I could not make an appointment in the district I live online.  So I went to the office, but they could not do anything to make an appointment.

They gave me the number called "Alo 157", New Communication Center for Foreigners in Turkey, so I called them, and they told me I could make an appointment in other district if I cannot make an appointment in the district I live.

So, I did.
But, my appointment will be November, and my residential permit will expire at the end of July!

After submitting my application form and documents, I can apply for the permission of re-entry which is valid for..., I don't know.  Some people say 2 weeks, some people say 90 days, but so far, if you have this permission even though you stay out of Turkey more than 2 weeks, they don't charge any penalty.
But, I am not sure.

Well, such things happens in Turkey.  There is a rule, but it has variety of "special cases" depending on who you deal with and what the situations are.  If you have lived in Turkey for a while, you know what I mean.

But there seems to be a way.
According to Alo 157, there is a way to go back and forth between Turkey and other countries while this Ikamet-expiring period.

This is how:
Leave Turkey before the residential permit expires and re-enter Turkey after the permit expires.
For example, if the date of expiring is July 15th, leave Turkey, let's say July 13th, then come back 16th.  In that way, the regular touristic visa allows you to stay in Turkey like the other regular tourist.  The valid period varies depending on your nationality.

However, I am not sure this as well, because none of my friends have done this so far!
I may be the first one, but since I have cats at home, I feel anxious if I cannot re-enter, or will be charged a lot of penalty.
In addition, the law changes quite often in Turkey.  I don't wanna scare you, but I am scared to hear "Sorry, the law has been changed" when I re-enter.

So, I have decided not to do this either.
Well, if I want to travel, I would travel in Turkey.
There are so many places to visit in Turkey, and I am sure I will enjoy! :)

Thank you for reading.
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Thank you again!!!

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2016年6月10日金曜日

Ikamet -- 滞在ビザ

2013年7月。


トルコに来た当初、トルコ人に助けてもらって取った滞在ビザが来月で満了になるため、現在滞在ビザ、イカメットの更新手続きをしています。

この3年間でトルコのビザ取得システムも、『継続は初回に比べて楽になった』んですが、申請内容が初回と変わっている場合は、初回と同じ扱いになるとのこと。

初回と継続の何が違うかというと、初回は『必要書類を揃えてアポを取った日時に、所定の事務局(以前は警察署)に提出に行く』のに対し、継続は『オンラインで必要事項記入したフォームをプリントアウトし、必要書類と一緒に郵送する』という方法。
簡単に言えば、『アポを取ってオフィスに書類を持参する』という、一番面倒な部分が省かれたわけです。

でも。
今年の春日本に帰る際、トルコに入国する際にパスポートの残存期間が5ヶ月以上ないと入国できないということを知り3月にパスポートを更新したので、楽なはずの『ビザ継続手続き』は実現せず。
残念ながら初回と同じく、アポを取って、事務局に書類を提出して申請を行うという方法になりました。

トルコは法律がしょっちゅう変わり、それはイカメットに関しても同様。
あ〜、面倒だなぁ、、、と思っていたそんな中、とっても頼りになる方たちが登場!

Istanbul Foreigners Office

このサイトでは手順を詳しくガイドしてくれ、私たちが疑問に思うこともその都度盛り込んでくれています。(言語はトルコ語と英語です)

私がトルコに来た3年前は、G8参加国は初めての申請でも最高3年間の滞在ビザが取れたのですが、その後法律が変わって、現在トルコで複数年の滞在ビザを申請するためには、最低8年間トルコに居住していなければいけないそうです。
なので私は今回は1年間の観光ビザを取り、今後もそれを延長していくことにしました。

また、ビザの申請は保険に加入していないとオンライン申請書の記入が先に進みません。
しかも、自国で加入した保険は、場合によっては認められないこともあるそうなので、ビザを申請する方は、トルコで保険に加入するのが無難かも。
先に紹介した、Istanbul Foreigners Officeは、保険も扱っています。
(※Istanbul Foreigners Officeで扱っている保険は、保険期間開始日の2ヶ月前から加入することができるそうです)

で、ここまでは自分で書類を用意してちゃんと記入して行けば問題ないはずなんですが、一番の問題は、この書類を提出する日の予約を取ること。
私は私の住む管轄で予約を取ろうとしたのですが、何度やってもだめで、ネットでだめならと事務局に出向いて聞いたところ、そこでも出来ないとのこと。

むー、困った。

そしてそこで紹介されたのが、Alo 157という、New Communication Center for Foreigners in Turkey (直訳で、トルコにいる外国人のための新コミュニケーションセンター)。
これは昨年の8月より開始された、トルコに住む外国人のためのヘルプセンターみたいなもののようです。
電話で157をダイヤル(プッシュ)すると、コミュニケーションセンターに繫がり、「How can I help you?」と機械ではなくて、人がちゃんと聞いてくれます。

オペレーターが話す言語は、トルコ語、英語、アラビア語、ロシア語の四カ国語。
これまでよくありがちな、めんどくさくなると電話を他に回す、とか、切る、なんてことはここでは全くなく、こちらの質問にも根気よく応えてくれます。
英語はもちろん完璧でした!

で、オペレーターに訳を話した結果、予約が取れないということは、私が希望する管轄の事務局はもう予約がいっぱいだということ。
イスタンブールに関しては、他の管轄地でも申請を受け付けるとのことなので、結局家から少し離れた事務局で予約を取りました。

でも、でも。
予約が取れたのは、なんと11月。
ということは、ビザが切れる7月下旬から申請する11月までの3ヶ月余り、私はトルコ国外には出れるんですが、戻って来るときに罰金が課せられます。
それを回避する方法として、今有効な滞在ビザが切れる前にトルコ国外に出てビザが切れた後入国すると、入国した日から観光ビザが適応され、90日間は普通の観光客のように自由に入出国できる、と言われました。

でも、でも、でも。
周囲でそれを実行した人はおらず。
前例があってもそれが『いつもOK』とは限らないんですが、それがないと不安度は更にアップ。
まあ私がやってみてもいいんですが、多額の罰金を要求されたり、最悪入国出来なかった場合、うちの猫たちのことを考えると、そこまでして出ることもないな〜と思い、トルコ国内にいることにします、多分。

9月、10月はトルコも旅行するにはベストシーズン。
旅に出たくなったら、今年はトルコ国内を旅しようと思います。


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2016年6月5日日曜日

Gold to Orange -- 金色から橙色に

先日、夕方から出かけたときの風景。

何もかもが金色で眩しい!

この日の午後、それまで晴れていた空いっぱいにねずみ色の雲が広がり、冷たい空気が流れてきたと思ったら、どこからか雷鳴が。
間もなく空からは大粒の雨。
雨はしばらく、じゃんじゃん、じゃんじゃん降り続け、空はごろごろと雷鳴と轟かせながらピカピカ。

けれどそんな雨も30分ほどするとぱたっと止み、再び太陽が顔を出し始めました。

この雷雨のお陰でここ数日の暑さがウソのように気温も下がり、空気も一気に浄化されたおかげで、ひんやりとした空気が気持ち良く、少し遠くまで散歩の足を伸ばしました。


夕暮れときの空の移り変わりはとてもドラマチック。
太陽の光が空や海に散りばめられ、どこもキラキラ。


水面に反射する太陽の光が大好き。

そして太陽が沈むと、空は橙色に。

イスタンブールの海上では、沢山の船が行き交う。

時間が止まる瞬間。
一瞬だけど、静寂に包まれる。

イスタンブールは混沌とした町なのですが、この瞬間は時間も何もかもが止まってしまうような、不思議な感覚になります。
生命のあるものすべてが、静寂に包まれる瞬間なのかもしれません。


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2016年6月3日金曜日

Talking with the Land -- 大地と対話する

先月から、週一回のペースで友だちの畑へお手伝いへ行っています。
昨日はその4回目。

畑の隅に植えられた桑の木。
今は桑の実が鈴なり!

前回は生憎雷雨のお天気で、ほとんど畑で作業ができず。
昨日は晴天に恵まれたのですが、とにかく暑かった!

しかもこの日の作業は畑の草取り。
芽を出した野菜たちの間に生えている草をひたすら抜いていきます。


種を蒔くときも思ったのですが全てが目分量なため、苗の列もうねっていて(笑)、列の間隔もばらばら。
列の間を小型の耕耘機で土を掘り起こし表面に生えた草を取る、ということをする予定だったのですが、狭くて入れないところは、全部手作業。

3週間前に植えたカボチャ。

3列ほど、土を起こし、草を取る、という作業をしましたが、終わったときは腕と足はパンンパンで、腰もいたーい!
一夜明けた今日は、まさに全身筋肉痛。
これほどの筋肉痛は、4月に体験した合気道以来。

でもこの日の暑さは尋常じゃなくって、汗をかいても体内の熱が放出されず、身体も浮腫んで来て、『これはもしや熱中症なのでは?』と思ったくらい。
水分も大事ですが、塩分も大切なので、次回から畑に出るときは塩も持参しようと思っています。


友だちに言われたのですが、畑での作業は一種の瞑想。
目の前にあることだけに集中しているとき、普段ぐるぐると考えがちな世界から切り離され、大地との一体感を感じることができます。


忙しく生活していると見落としがちですが、私たちの周りには本当に多くの命が存在していて、それぞれが何気に係わり合っています。
どの命も特別で、一日一日も特別。
そんなことをふと思った一日でした。


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2016年6月1日水曜日

June -- 6月

今日から6月。

アルバーニの教室の窓から。
今日も暑かったけれど、窓からの風が気持ちいい。

トルコではいよいよ来週の月曜日、6月6日より断食が始まり、およそ1ヶ月後の7月5日まで続きます。
去年はとびとびで数回断食しましたが、今年は数日間続けてみようと思っています。

アルバーニも、教室に通い始めて6ヶ月目。
先生の勧めもあって、今日一つ上のクラスに参加して来ました。
というのも、私が通っていたクラスはある程度のレベルまで進んだときに、初心者がどっと入ってきて、それ以来いつも『初心者クラス』。

毎週宿題が出されるものの、真面目にやって来ている人は僅かで、毎回毎回同じことの繰り返し。
正直『退屈だなぁ』とモチベーションも下がり気味だったところに、先生から一つ上のクラスに来るよう勧められたわけです。

で、今日がその日だったのですが、私よりも半年先に始めているだけあって、習っていない叩き方はもちろん、習ったものでも叩き方が早く、組み合わせも多い!
ついていくのに必死でしたが、久しぶりに「練習したーっ!」という心地よい満足感がいっぱいで、来週からこのクラスに通うことにしました。

みんなに追いつくまでかなりの練習が必要ですが、練習すれば必ず出来るようになるということは、自分の経験から証明済み。
頑張ろう!

そして今月は夏至。
昨年は北欧のラップランドで白夜の中夏至を過ごしましたが、今年はどこでどうやって過ごそうかな。


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